腸活日記

健康のために腸を中心とした活動の記録

腸内細菌学の歴史-1950~

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https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim1997/15/2/15_2_57/_pdf/-char/ja

 

光岡 知足 東京大学名誉教授

 

 1950年代から腸内微生物生態学の研究が開始され,スウェーデンのMidtvedt(21,39)らは無菌動物を用いた研究を行った.

 

 東ドイツのHaenel(22-26),アメリカではDubos,Savageら(71-76,80,86),フランスではRaibaudら(65,66),また,イギリスではDrasar(11,12),Fullerら(17,86)によって,それぞれ,微生物生態学的研究がはじめられた.

 

 われわれは,新たに開発された腸内フローラの検索法と腸内主要菌群の分類・同定法を駆使してヒトおよび動物の腸内フローラの生態学的研究を行い,多くの生態学的法則を発見するとともに,ヒトボランティア試験や無菌動物を用いたノトバイオート実験などによって,腸内フローラが宿主の健康・疾病に密接に関係していることを明らかにした(3-6,41-44,46,48,51-53,59,60,87-89,92).

 この間約30年の月日が費やされたやがて,先進国に飽食の時代がやってきた.

 

 平均寿命が伸びたためもあって,死因として,癌と心臓病が急増し,とくに西欧諸国における結腸癌・乳癌の発生率が高い原因が,欧米型食餌,すなわち,高タンパク高脂肪食にあることが指摘され,ここに,腸内フローラの健康と疾病における役割の研究がはじまった

 

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